【5月17日生まれの偉人】世界を救った“ワクチンの父” エドワード・ジェンナー
5月17日は、「予防接種の父」と呼ばれるエドワード・ジェンナーの誕生日です。
彼が開発した「種痘法」は、世界で初めて感染症を人為的に予防する方法として確立され、天然痘という恐ろしい病を撲滅へと導きました。

■ 天然痘との闘い
18世紀当時、天然痘は世界中で猛威をふるっており、死亡率も非常に高い病でした。
ジェンナーは「牛痘にかかった人は天然痘にかからない」という農民の言い伝えに着目し、1796年、牛痘ウイルスを使った種痘実験を成功させます。
この発見は、人類史上初の「ワクチン接種」という偉業となり、彼の功績は現在の予防医学にも繋がっています。
■ 【有名エピソード】
8歳の少年に行った“勇気ある最初の種痘”
1796年5月、ジェンナーは農民の乳搾り娘からうつった牛痘にかかった女性から膿を採取し、ジェームズ・フィップスという8歳の少年に接種しました。
これは今で言う「ワクチン接種」の第一号。
フィップス少年は軽い発熱だけで済み、その後、天然痘ウイルスに曝露しても発症しないことが確認されました。
当時、感染症は「神の怒り」や「運命」とされており、そんな時代に自らの手で予防できると証明したこの実験は革命的でした。
📝ちなみにこのフィップス少年は、その後も健康に生き、ジェンナーとは生涯親交があったといいます。

■ 【もう一つの逸話】
名誉職を断り続けた“無欲な英雄”
ジェンナーは功績が称えられ、多くの名誉職や地位を与えられそうになりますが、彼はほとんどを辞退しています。
「名声よりも、人々の健康こそが自分の願い」という考えから、生涯を研究と医療に捧げました。
その謙虚な姿勢が、多くの人々の尊敬を集め続けています。
■ 未来へ繋がるジェンナーの功績
ジェンナーの時代と比べ、今ではワクチン技術は大きく進化しました。
近年話題となったmRNAワクチンなども、ジェンナーの原理が礎になっています。
「ワクチンが当たり前の存在」になった現代こそ、彼の偉大さを改めて感じますね。
■ まとめ
5月17日は、エドワード・ジェンナーが世界に「予防接種」という光をもたらした記念すべき日。
彼の挑戦があったからこそ、私たちは今日を健康に生きられるのです。
■ 【おすすめ書籍】
最新改訂版 子どもと親のためのワクチン読本 知っておきたい予防接種
