6月2日 イタリア共和国の誕生 〜王政に別れを告げた、イタリアの新しい一歩〜
👑 王政の終焉と新たな時代の始まり
1946年6月2日、イタリアで歴史的な国民投票が行われました。
テーマは「君主制を継続するか、それとも共和制に移行するか」。
結果、約54%が王政の廃止を選び、イタリア共和国が誕生したのです。
これはイタリア史上初の国民投票による政体選択であり、同時に女性が初めて選挙権を行使した日でもありました。

🗳️ サヴォイア家への審判
イタリア王国は1861年の統一から85年間続いた君主制国家でしたが、
ファシズムの台頭と第2次世界大戦による敗北で国民の不満が爆発。
王家はムッソリーニ政権に協力していた過去もあり、その責任を問う声が高まりました。
投票の結果、サヴォイア家は王位を追われ、最後の国王ウンベルト2世は国外追放されることに。
イタリア王政は、まさにこの日をもって幕を閉じました。
🎉「共和国記念日」としての6月2日
現在この日は「Festa della Repubblica(共和国記念日)」として祝われ、
ローマでは軍事パレードや献花式典が行われます。
特に印象的なのが、トリコロールの煙を引いて飛ぶアクロバット飛行チーム「フレッチェ・トリコローリ」。
青空に描かれるイタリア国旗の3色は、国民に誇りと希望を思い出させてくれます。
🧭 共和国誕生の意義
この一日は、単なる政治制度の変更ではありません。
戦争と独裁の暗黒時代から、民主主義と市民の自由へと舵を切った瞬間です。
国民が自らの意思で未来を選んだという意味で、イタリアにとって非常に象徴的な日となりました。
📌豆知識
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初代大統領はエンリコ・デ・ニコラ
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投票結果:共和制 1,298万票 / 君主制 1,073万票
- 1946年の時点で、イタリア女性に初めて参政権が与えられた

6月2日は、イタリア国民の「選ぶ力」が世界に示された日。
過去に向き合い、未来を切り拓いたその勇気は、今もなお共和国の礎として輝いています。